Case
株式会社アイビーカンパニー様
“現場たたき上げの属人的な組織が“壁”を越え、
グループ年商100億円を突破するまで。”
〜100億円企業を実現した「人づくり経営」の舞台裏〜
企業プロフィール
| 企業名 | 株式会社アイビーカンパニー |
|---|---|
| 業種 | 物流(主にアパレル) →現在では食品など他業界にも展開。 |
| 所在地 | 大阪府(本社) |
| 従業員数 | 186名 |
| 拠点数 | 全国21拠点 |
| キーワード | 第二創業/役員・部長・課長の層別プロジェクト/文化と仕組みづくり |
インタビュー
本日はありがとうございます。まずは、御社の事業について簡単に教えてください。
辻岡社長
当社はアパレルを中心に倉庫内作業と配送を担う物流事業が中核です。もともと派遣的な体制からスタートしましたが、
お客様の「ここまで任せられるなら、現場全体を任せたい」という期待に応える中で、
倉庫運用・配送・倉庫情報の提供へと裾野を広げてきました。
プロパトにご相談いただく以前、どんな課題がありましたか?
辻岡社長
2006年の設立から10年間で売上20億円を達成し、さらにその2年後には売上30億円を達成しました。
業績面では順調な一方で、問題を感じていたのは、端的に言うと“壁”ですね。
役職間・拠点間の心理的な壁、策定したはずの理念も形骸化し、経営陣が未来を語り合う習慣が弱かった。
現場は強い一方で、属人的マネジメントと育成の不足、部長・課長層が現場対応で手一杯という状態でした。
離職率の改善も急務でしたね。
その課題に対して、なぜ私たちを選んでいただけたのでしょう?
辻岡社長
“第二創業”という考え方が腹落ちしたからです。もうひとつは、第三者視点のファシリテーション。
たとえば我々だけで会議をやるとどうしても「今日・明日の話」に流れがちでも、
飯田さんがいると「5年後・10年後」の議論へ優しく戻してくれる。
その“場づくり”と“引き出す力”がとにかく大きかった。
空気をつくり、我々が乗っていない時の引き戻し方も上手い
——これは社内だけでは絶対にできない価値でしたね。
実際の支援は、どのように進めましたか?
辻岡社長
階層別にプロジェクト化しましたね。
役員プロジェクト「わくわくパン輔会」
- 役員宣言の策定
- ESアンケートと対話促進
- 社内YouTube企画・撮影サポート
- 部長育成プランの設計 など
部長プロジェクト「びしゃびしゃ英男会」
- スローガン策定と浸透
- 採用・定着の改善提案
- 役員への提案文化の醸成
単なる報告の場が議論の場・意思決定・改善の場に変わっていきました。
課長プロジェクト「課長会(シンカ会)」
管理者マインドセットを鍛え、タテとヨコのつながりを強化。現在も継続しており、自走の芽が出始めていますね。
では、その中でも役員プロジェクト「わくわくパン輔会」における印象的なエピソードがあれば教えてください。
辻岡社長
10年前に皆で描き出した「将来やりたいことリスト」いわゆる『10年ビジョン』を、みんなで振り返るワークがあったんです。
そうすると…意図せず実現が進んでいた。
根底の思いは変わっておらず、我々の持ち前の実行力で積み上げてこれたんだと嬉しく感じましたね。
部長プロジェクト「びしゃびしゃ英男会」や課長プロジェクト「課長会(シンカ会)」についてはいかがでしょうか?
辻岡社長
やっぱり、みんなが情報共有して、協力して、自走し始めたことが大きいですね。
部長陣について はプロパトに2年間伴走してもらって、今は3年目に入りますが、
自発的にプロジェクト活動をしてくれるようになり、自分たちで会社に対して色々な提案をしてくれるようになったのは大きいですよね。
課長陣については、これからの成長に期待してます!
成果面についてはいかがでしょうか?
辻岡社長
定量面では、売上:30億円 → グループ年商100億円を突破、
M&A:0 → 8社(役員1名が社長就任)ですね。
定性面では、経営陣が未来に対して「語り合う・決める・動く」文化ができ始め、
役員と部長間/部長と課長間というタテの関係が改善されました。
部長陣の自発的な集まりや課長層の拠点横断的な連携も生まれています。
離職率も全体的に低下傾向が見られていますね。
今後の展望をお聞かせください。
辻岡社長
売上100億円の次のステージに向けた未来ビジョン策定(2025年度中に策定予定)と、
「ダンボーラー(物流に携わる職種名として)」のブランド化による誇りある働き方を実現したいですね。
さらに、現場から“経営者が生まれる”組織にしたい。
プロパトには、課題に応じて最適な外部知見も含めて伴走してくれるパートナーであってほしいですね。
最後に、導入を検討している企業様へ一言お願いします。
辻岡社長
「手ぶらでいい」と思いますよ~(笑)。
身構えず一度会って話してみる。合うか合わないかはその場でわかる。
考え方が合えばできることはたくさんあるし、モヤモヤしている悩みの言語化も助けてもらえる。
まずは気軽に対話してみることをおすすめします。
外部にパートナーを持つことって企業の成長や変化にはやっぱり大切やと思います。
まとめ(プロパトより)
代表 飯田
当初から、“現場力の強さ”は文句なしの企業様でした。
各自の役割意識や責任感はとても強いなと感じていました。
しかし、それは時として属人的(個人頼み)で孤独にもなりがちです。
各階層でのプロジェクト開始当初は、参加する皆さまが「本音で語れる“コミュニケーションの場”に 飢えている」と感じました。
だからこそ、階層別プロジェクトでは、
コミュニケーションを通した「つながり(関係性)」と「仕組みや場(環境)」を整えることから始め、話し合いの中から
「自分の問題は、みんなの問題でもあるんだ」という共通認識を持てるようになり、
個人ではなく組織としての問題解決力や実行力(協力・連携)も高まったんだと思います。
次は、現場から経営者が生まれるステージへ——しっかりと伴走させていただきます。
ちなみに、辻岡社長は「ここからが本当の第二創業期かも!」って言われてました(笑)
「任せたい。でも任せられない」そんな悩み、ありませんか?
プロパトは第二創業に挑む企業様の“本気の組織づくり”を伴走します。
まずはお気軽に、無料相談で現状をお聞かせください。