プロパト

コーチングの誤解

おはようございます。
株式会社プロパトの石井です。

「最近は、上司は教えるよりも引き出すこと
が大事だ」とよくきくことがあります。

でも、ちょっと待ってください。

コーチングって、
決して“万能薬”ではありません。

たとえば、経験の浅い新人にいきなり

「君はどうしたい?」
「自分で考えてごらん」

ってきいたとしても、
業務の全体像もわかっていない段階では、
「いや、わかりませんがな」
となるのが自然です。

大切なのは、
“教えること”と“引き出すこと”の使い分け。

まだ右も左もわからないときには、
しっかりティーチングして土台をつくる。
ある程度経験を積んだら、
コーチングで自ら考える力を育てる。

どっちが良い悪いじゃなくて、
どんな相手に、どの場面で、
どう関わるかを見極めることが、
上司の腕の見せどころ。

育成に必要なのは、
ひとつの正解じゃなくて、柔軟な引き出し。

部下の「今」に合わせて、
関わり方を変えていくこと。それが、
育つ組織をつくる第一歩になると思います。

信頼される上司と嫌われる上司の違いとは?
ぜひご覧下さい!

らしく 楽しく おもしろく