プロパト

人材育成と人財育成

おはようございます。
株式会社プロパトの石井です。

組織の中で「人が育たない」という声は、
経営者からに特によく聞きます。

原因のひとつは、業務の中だけで
人を育てようとしていることです。

業務は上からの命令で動くもの。
社員の多くは「待ち・受け身」になります。
その延長で育つのは
人材=業務を支える人です。

一方、人財=組織を牽引する人
は違います。
これは研修や日常業務では育ちません。

経営や事業を前に進めるには、
プロジェクトを通じて自ら考え、
意思決定し、行動する経験が必要なのです。

整理すると、
①時代変化を認識できる力
②その変化を先取りする感性
③先取りしたものを組織に落とし込む力
この3つが、真に育成すべき条件です。

①②はある程度研修や教育で補えますが、
③は「意思決定の場」を与えなければ育ちません。

幹部育成は業務の延長でも可能です。
しかし、後継者育成=人財育成は、
プロジェクトを通じてしか実現しない。

便利な時代になり、外部研修やコンサルがある
程度の成果を出してくれます。
でも、10年20年組織を引っ張る人間は、
そう簡単には育ちません。

弟子入りのように時間と手間をかけて、
プロジェクトに放り込み、
試行錯誤を繰り返させる。
それが、人材(人を支える人)を人財(人の財宝)
へと育てる唯一の道なのかもしれません。

らしく 楽しく おもしろく