おはようございます。
株式会社プロパトの石井です。
組織が崩壊するとき、
そこには必ず利己的な人が中心にいます。
自分の評価や立場ばかりを守ろうとすると、
組織は次第に“村社会化”し、
横のつながりが消えていく。
利己的なリーダーは、
縦には強いリーダーシップを発揮できますが、
横の関係になると一気に弱くなる。
例えば、他部署との合同MTGでは、
ゴルフや子どもの話など当たり障りのない
会話ばかり。なぜなら、他部署に意見を言えば、
自分も攻撃されるリスクがあるから。
それは、組織のためではなく都合よく
自分を守りたいだけなんです。
こうして、本音は交わされなくなり、
静かに組織は弱っていくのです。
たとえば、
利他的な人にはこんな特徴があります。
・主語が「我々」「私たち」になる
・他人の成長や成功を素直に喜べる
・賞賛がなくても「誰かのため」に動ける
こういうリーダーが増えると、
「心理的安全性」が高まり、
チーム内の信頼関係が自然と育っていきます。
逆に、
うまくいったときは「俺が」「私が」、
うまくいかないときは「チームが」「あいつらが」。そして他人の成長を脅威と感じて潰す。
残念ながら、
こうした構造はどの会社にも潜んでいます。
これは子育てにも似ています。
「こうなってほしい」という理想を
そのまま子どもに押しつけるのは、
少し利己的な関わりかもしれません。
本当に利他的な関わりとは、
その子を信じて、自律と自由を尊重できること。
信頼して待てるということです。
同じように、部下やメンバーも、
信じて任せてみることでしか、
本当の成長は生まれないのだと思います。
誰よりも自分を律しながら、
仲間の自由を信じて託せる人。
そんな人が多い組織は、確実に強くなります。
らしく 楽しく おもしろく