最近はやりの1on1面談
皆様の会社ではいかがでしょうか?
当然、1on1面談をしていればOKということではありません。
効果のある1on1面談もあれば、
まったく効果のない時間の無駄使いとなってしまっている1on1面談もあります。
僕自身がこれまで多くの企業様の1on1面談に同席させて頂いた経験にも
基づきながらお伝えさせて頂きます。
では、順を追って説明してまいります。
①面談の目的と効果
業務上の打合せというよりは、やはり「個人(部下)の成長を応援する」観点が強いですよね。
あくまで面談の目的は、「教育や育成」という位置づけ。
ですから、表面的な会話というよりは、どちらかというと深い対話ができるといいですね。
それなりの時間も必要ですよね。時間にして大体1時間くらいでしょうか。
・メンバーとの信頼構築(関係性構築)
・メンバーの現状把握
・メンバーの理想把握
・メンバーの課題把握
・メンバーのアクション決め
・メンバーの自立心
面談を通して、これらを理解し、
部下の成長を促進・支援していくということです。
②危険な面談5つ
イ)時間を守らない。
いませんか~?約束の時間にちょっと遅れる上司。
「ごめんね~!」とか軽いノリで入室してきて、そして、まず言い訳をする。
1回やったらまだ許せますが、毎回やる人いますよね~。
部下はどう思うでしょうか?
この時点で、部下からすると「この上司ないな」って思われても仕方がないと思った方がいいですね。
こういう上司はえてして終わる時間も遅れますから、要注意ですね。
ロ)事前準備なし
いませんか~?面談を定期的に行っているにも関わらず、前回の記録やメモも全く見ずに面談実施している人
部下はどう思うでしょうか?
あ、この人「場当たり的に」やってるな~って全部バレてます。
「この人には本音で相談はやめておこう」ってなりませんか?
ハ)結局、自分の話ばかり。
いませんか~?部下の話をカットインして、自分の話を始める上司いませんか?
例)こんなシーン・・・
上司:「何か悩みある?」
部下:「あ、そうですね。やっぱり新規営業での成果を上げていきたいな~と思ってまして・・・」
(話の途中にカットイ~ン!)
上司:「あ~~~新規営業な、俺も昔ずっとやってたからわかるんやけど、結局“量”なのよ“量”。」
上司:「ん~~~・・・ってか勢い!?ってか運の要素もあるよね~。」
上司:「知らんけど。」
こんな上司どうですか?
部下はどう思うでしょうか?
「なんて自分勝手な人なんだろう」
部下にこう思われたら試合終了ですね~。
ニ)最後に押しつける。
いませんか~?
話を聞いてくれてたのでは?と思ったら最後になってまるっきり別の指示を出してくる上司。
例)こんなシーン・・・
部下:「営業においては、個人目標数字について今月は少し厳しいので、
今月はどちらかと言うと、提案の数にこだわり、お客様にも検討頂いた上で、
来月にはご契約という流れを取っていきたいと思います。」
上司も聞いてくれてるのかな?と思いつつ、およそ1時間なんだかんだと話をしてきて、
最後の最後になって
上司:「あ~、色々あるけどさ。今月とにかくこの目標数字やってくれや。いけるやろ!」
上司:「あと、後輩のあいつのクレーム対応もしといて」
上司:「あ、そやそや。会議室の予約もしといてや!
上司:「あ、時間や。終わろか」
部下はどう思うでしょうか?
「あなたとの関係を終わりにしたい(# ゚Д゚)!」
きっとそう思うに違いない。
ホ)学びも気づきもない。
いませんか~?
コーチングを中途半端に学んでいる上司がやりがちな面談。
(コーチング自体を否定することは当然ありません)
「君に答えはあるからね」スタンスで。
コーチングで学んだ「オウム返し」ばかりをする。
「新規営業での悩み」「ターゲットの話」「提案書の話」「価格の話」
そのどれについても「ん~、どうなんだろうね?」で終わる面談。
部下はどう思うでしょうか?
(なんか不完全燃焼・・・。え?何この時間。。。)
こんな風に思うでしょう。
③対策の「イロハニホヘト」
イ)時間を守らない。⇒面談の優先順位を高める!
ロ)事前準備なし⇒10分でいいから前回のメモに目を通す
ハ)結局、自分の話ばかり。⇒自分:部下=2:8、もしくは1:9くらいの感覚。
ニ)最後に押しつける。⇒最後に「今日の面談を通して何をやろうと決められたかな?」
ホ)学びも気づきもない。⇒具体的なアドバイスやフィードバックによる「学びや気づき」を与えられるかどうか?が勝負!もしくは一緒に考える。
★加えて・・・2点。
へ)礼に始まり、礼に終わる。
やはりお互いがお互いの時間を割いて実施する面談ですから、
感謝と敬意は大切にしたいものですね。まずは上司の方から!
ト)面談終了後のフォロー(日常に戻ってからの上司の動き)
面談中に「役立てるかもしれない貢献を決める」のも上司の役割です。
例)後日…書籍を渡す、社内DATAを渡す、You-tube動画を共有する
是非、上記イロハニホヘト、チャレンジしてみて欲しいと思います!
いかがでしたでしょうか?
もし、面談終了後に「部下からのお礼の言葉」があり、
「部下の行動」が変わり、「部下の成果」が上がれば
面談としてGOODだということです!
是非、お試し下さいヽ(^o^)丿
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