プロパト

Case

株式会社サンズ様

“社員が突然辞める会社”から、“幹部が育ち、任せられる会社”へ
――6年にわたる第二創業の軌跡 

企業プロフィール

企業名 株式会社サンズ
業種 住宅リフォーム(原状回復・リノベーション事業)
所在地 神奈川県
従業員数 40名(導入当時) 
売上規模 10.8億円(導入当時)

インタビュー

まずはプロパト導入前の状況を教えていただけますか? 

渋谷社長
当時は事業が急成長していて、「もっと人がいればもっと売上が上がるはずだ」と信じていました。
でも実際は、幹部は指示待ちのまま、突然辞める社員も出るし、音信不通になる人もいて…。 
会議には全て自分が出席し、ほぼ全ての意思決定をトップダウンで行っていました。
頭では“任せたい”と思っても、現実は“任せられない”状態だったんです。 

なるほど。具体的にはどんな課題がありましたか? 

渋谷社長
知らぬ間に退職する社員、
いわゆる“バックレ退職”の増加
幹部の不在や不正の発生
組織全体に諦めムードが広がり、
目標未達が当たり前に
属人的な仕事の進め方で若手が育たない
売上は既存顧客頼みで、新規開拓が進まない

こうした状態が続き、「このままではジリ貧になる」という焦りがありました。

そんな中で、なぜプロパトを選んでいただけたんでしょうか? 

渋谷社長
ある日、飯田さんの著書を読んで「これはまさにうちのことだ…」と衝撃を受けたんです。
正直、人を育てるとか組織づくりのことはほとんど分かりませんでしたが、
実績と人柄に惹かれて「第二創業」に踏み切る決断をしました。 

実際の支援プロセスについて教えてください。 

渋谷社長
飯田さんと話をしながら、3つのステップで進めていただくことになりましたね。 

1 Mission・Visionの再構築 

  • 社長合宿で自分の人生を深堀り
  • 存在意義(Mission)の再設定
  • 幹部を巻き込み未来像(Vision)を策定

2 管理者の土台づくり 

  • マインドセット研修
  • 行動規範(Way)の策定と浸透
  • 社内マニュアル「SUNS BOOK」作成

3 仕組み化と文化づくり

  • 面談・週報・会議の再構築
  • 新卒研修体制の整備
  • “任せられる人材”の育成

取り組みを進める中で、印象的だった気づきはありますか? 

渋谷社長
ある段階から飯田さんとの相談の上で、もう幹部たちに任せようと決めて、プロジェクトに参加しなくなりました。
そうすると、「あれ?自分が何も言わなくても事業が回ってるぞ…」と気づいた瞬間がありました。安心すると同時に、少しの孤独感も感じました。
でも、そのおかげで自分自身を見つめ直す時間ができ、新たな事業についても考える時間もできました。
何より以前より優しくなれた気がします(笑) 

数字面や文化面での成果もあったと伺っています。 

渋谷社長
そうですね。変化と言えば…こんな感じです。
売上:10.8億円 → 25億円(グループ全体)…まだまだ伸ばせそうですね。
新規事業を9つ立ち上げ、事業を多角化しグループ化しました。
どれもここから楽しみな事業ですが、そのうち1社を除くすべての事業は自分以外の人に社長を任せています。
離職率が大幅改善したのは、とてもいい変化でした。やっと落ち着いたなって。
育成面においては、何より幹部が今をしっかり守りながらも未来を語れるようになり、“任せられる体制”が実現しました。
新卒入社2年目で育成責任者、3年目でマネージャー、4年目で役員が生まれるようになり、新卒たちの育成スピードも一気に加速しましたね。

最後に、今後の展望を教えてください。 

渋谷社長
売上や利益はもちろん一定の確保は必要ですが、我々のミッション通り「目の前の人を本気で想える人」をもっと増やしていきたいと思うんです。
既存事業を成長させながら、新しい事業にも挑戦し続け、“よき文化”を軸に組織をさらに強くしていきたいですね。

まとめ(プロパトより)

代表 飯田
渋谷社長の第二創業への覚悟が、この変化と成長を生んだと思います。今では「もっと怒ってくれてもいいですよ」と若手社員の方から冗談を言われるくらい、強くて優しい組織になってきたと思います。渋谷社長、ありがとうございました。 

売上自体は、「急激に上がった」と言える事例とは言えないですが、「これから売上が上がっても大丈夫な土台(盤石な組織)」はしっかり築けたのではないかと思います。これからがさらに楽しみな企業様です。 

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