よく「理念」とか「Mission」とか、「使命」とか聞きますよね?
同じくらいよく耳にするのが「ビジョン」ではありませんか?
では、「ビジョン」とは何なんでしょうか?
↓こちらをご覧頂いてからだと、更によく理解できると思います(*^^*)
ん~、なんとなく「目標?」「理想?」とか色々ありそうですが、
実は日本企業においては、明確な定義はありません(*^^*)
ですが、ここでは一応最も多くの理解が得やすいだろう定義でいきます。
ビジョンの定義は、「期限付きのなりたい姿」です。
ん!?期限付きのなりたい姿・・・!?
パッと思いつく経営者もいらっしゃるでしょうけど、実はこれなかなかに簡単ではないんですね。
日々の仕事に追われれば追われるほど、「なりたい姿」とか考えなくなりますもんね。。。
でも、経営者同士の勉強会やセミナーなどの集まりに出ると、
「御社のビジョンはなんですか?」とか言われるわけです。
「そんなもんねぇよ!!!」
って逆ギレしそうになるものです。
帰り道に少し反省しつつ、
(あ~やっぱりビジョン作らなきゃ!)
って自分を追い込んでしまった事のある方もいらっしゃるのではないでしょうか?
でも、結局何もできず、日々は社員の方々に数字目標だけ伝えてしまってるって事ありませんか?
もしくは、とりあえず他社のなんか格好良さげな横文字のビジョンをパクってみたけど、
社内には全然マッチしない。。。
これもまた実質ビジョンがないのと同じ。
では、このままいくと…どうなるでしょうか?
会社の方針がわからない
やる気が出ない
数字だけ追わされる
自分の事だけ考える社員増える
いい会社にはならない
どうやら、ビジョンはないよりはあった方が良さそうですね。
では、どうやって作ればいいのでしょうか?
ここでは、最もシンプルで簡単がビジョンの作り方をご紹介します。
名付けて【Q&A方式】です(*^^*)
社長が考えた質問に
社員の皆さんが回答していく!というやり方をおすすめします。
(もちろん、社長がご自分で回答するのもOKです!)
準備するモノは「ホワイトボード一枚」と「ふせん」で良いです。
もしくは、デジタル派の企業様は、
社内で共有できるスプレッドシートみたいなものでも良いし、
LINEのノート機能を使ってもいいでしょう。
とにかく質問に対する回答が思い浮かんだらそのタイミングで回答していくやり方です。
では、「一体どんな質問をすればよいのか?」ですが、
基本的には以下の「四方」についてが最もシンプルだと思います。
- 【社員】について
例)
どんな雰囲気になったら会社を好きになりますか?
どんな採用ができたらもっと会社は成長できると思いますか?
どんな教育や研修制度があれば、みんなハッピーになれると思いますか?
どんなお給料体系だったら、みんな楽しく働けそうですか?
どういう評価制度だったら嬉しいですか?
- 【お客様】について
どういうお客様が増えたら嬉しいですか?
どこのエリアのお客様にサービス届けたいですか?などなど
- 【協力会社様】について
どうやってより良い関係性つくりたい?
協力会社様にやって差し上げたいことは何かありますか?などなど
- 【社会】について
地域社会との関わりで、どんなんものがあったらうちの会社らしいと思いますか?
社会にどんな風に認められる会社になりたい?などなど。
質問もまたどんどん考えていったらよいと思います。
社員の皆さん(幹部社員だけでももちろんOKです)の協力を得られれば、
ものの1ヶ月もすれば、たくさんの意見が集まります。
実は、これが「ビジョンの素」なんです。
そうして集まった意見を改めて見てみて、
結局の所…「うちの会社って、社会に笑顔を届けたい」会社なんだね~!
などといった、「共通テーマ」みたいなものが見えてくると、更に良いですね。
そこから、また「ビジョンの素」となる意見が新たに集まったりもします。
そして、
この「ビジョンの素」を「ビジョン」にするために、
あとは「期限(時期)」を決めるのみ。
短期的(一年間)にできそうなのか?
中長期的(3~5年?10年?)なのか?
そうして、みんなの合意が得られれば
もうそれは「立派なビジョン」です!
あとは社長が一番「ビジョン」にこだわることができれば、
それがやがて社員に伝染する。
難しく考えすぎず、
やってみましょう!
【余談】ですが・・・
その決めたビジョンを達成できなかったらどうするんですか?と訊かれることもあります。
一生懸命にやった結果であれば、
たとえ結果的に決めた期限に達成できなくても得られるものは沢山あります。
だから、変な話、達成が一年遅れでもいいんです。
(もちろん、達成できなくてもいいと思ってやることは良くないことですが)
でも、今、ビジョンも何も作らず
日々を惰性で経営するよりは100倍いいと思いませんか?
社員の方々を本気で成長させたいと思うのであれば、是非おススメです!
らしく 楽しく おもしろく