現在幹部の方も、これから将来的に幹部を目指す方々にとっても参考になればと思います。
そもそも「幹部」って何をする人なんでしょうか?
社長と社員の「間」に入る人が「幹部」ですね?
なぜ必要なのか?
社長がより会社の未来を考える必要があったり、
会社全体のことを考える時間が必要になってきたりすると、
社長一人が社員のすべてを把握したり、育成したりすることには
やがて限界がやってきます。
だから、社長と社員の「間」に、
自分の代わりに「幹部」というポジションを置いて、
よりスムーズな組織運営を図るということです。
では、どんな人が「幹部」にふさわしいのでしょうか?
現場スキルが高い人でしょうか?
勤続年数が長い人でしょうか?
これらは大切な要素ではありますが、
「最も重要なこと」ではありません。
では、「最も重要な条件」は
「コミュニケーション力」です。
なぜなら、
幹部は社員と社長の「間」に入って、
必要な情報や大切な想いを両手で受け渡しする必要があるから。
しかしながら、実際には「よくない幹部」も多く存在します。
典型例は
- 社員に対して、社長の「かげ口」を言いふらす
- 社長に対して、社員の「つげ口」を言いまくる
- 社長の言葉を、そのまま社員に言ってしまう「伝書鳩」
これはもはや「幹部」というより「患部」ですね(^_^;)
こういった「患部」がいる会社は絶対に伸びないんです。
では。「よい幹部」になるためにはどうすれば良いのか?
[両手(社員と社長)を伸ばしたコミュニケーションを取ること]です。
どちらかと言うと簡単なのは、社員側です。
日頃同じ現場やオフィスで仕事をする機会が多いからです。
難しいのは、社長側です。
月に一回の会議や、たまにすれ違い様に軽い会話を交わすようなレベルで
済ませていないでしょうか?
それでは、不十分です。
おススメは、
社長とのアポイントを取ることです。
「〇日に◎時から1時間お時間下さい!」というように。
そして、次にコミュニケーションにおいて注意点は、
しっかりと社員の方々との「架け橋」になることです。
日頃、社員の方々から頂いているような提案も、
自分自身が感じている会社の課題を、この場でしっかり伝えるということです。
ただし、ここでの注意点もあります。
いきなりその話をするというよりは、
あたかも営業相手のお客様のごとくしっかりと提案の土台を作ること。
これは、「相手の興味や関心」に興味を持つことです。
最近読んでいる本、漫画でもいいですし、
最近観た映画、趣味の話でも良いでしょう。
こういう話から「ゴマをする」ということではなく、
「社長が今何を考えているか?」を知るきっかけを作ることで、
コミュニケーションを取りやすくするわけです。
そういうことを続けるうちに、
「社長の価値観」が理解できるようになります。
「社長の価値観」を理解できればできるほど、
社長の言葉の裏側にある「意図」が理解できるようになります。
幹部が社長の意図を汲めれば汲めるほど、
社員の方々にとってわかりやすい言葉で伝えることができるでしょうし(翻訳者)、
逆に、社員の方々の意見を“現場代表として”社長に対して提案することもできるようになるでしょう(代弁者)。
そうして、会社にとって一番大切な“理念”の伝道者としてコミュニケーションを取っていけると
「よい幹部」と言えますね!
大切なのは、
「時間のコントロール」です。
「現場の日常業務も大切」ですが、「社長とのコミュニケーション」はそれ以上に大切な場面が多いです。
「部下に任せられること」は「任せる」努力をすることにチャレンジしてみて下さい。
中小企業において、
会社を潰すのは社長ですが、
会社を伸ばすのは幹部だと言えますね(*^^*)
YouTubeでも説明しています。
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