こんにちは!
プロパト・代表の飯田です。
最近、「ハラスメント研修」のご依頼も増えてきたので、今日は「ハラスメント」について少しお話します。
職場のハラスメント問題は、
本当に誰も幸せにしません。
被害者はもちろん、そのご家族も苦しむ。
加害者とされる側も、結果的にキャリアや人生に大きな傷を負う。
会社は信頼を失い、
周囲の社員も「次は自分かもしれない」という不安を抱える。
だからこそ、多くの職場でこんな空気が生まれます。
「余計なことは言わない方がいい」
「指示や注意は控えよう」
「関わらないのが一番安全だ」
しかし、私はこれまでたくさんの現場を見てきて強く思います。
ハラスメントを恐れて“何も起こらない職場”になることこそ、最も危険だと。
問題は「誰が悪いか」ではなく「何が起きているか」
ハラスメントが起きたとき、
多くの組織はこう問いがちです。
「誰が悪かったのか?」
「加害者は誰か?」
もちろん、責任の所在を曖昧にしてはいけません。
ただ、ここだけに焦点を当てると、
職場は一気に萎縮と沈黙に向かいます。
一方、うまくいっている組織は問いが違います。
「何が起きていたのか?」
「なぜ、そこまでズレが広がったのか?」
つまり、
人ではなく“構造と関係性”を見るのです。
よくある「ハラスメントの真因」
現場でよく見るのは、こんなケースです。
ケース①:注意がゼロか、爆発するかの二択
普段は何も言われない。
でも、ある日突然強い言葉で指摘される。
上司側は
「溜めていただけ」
部下側は
「いきなり怒鳴られた」
ここには、
日常の小さなコミュニケーションの欠如があります。
ケース②:上司も部下も“相手の様子”を見なくなる
・忙しそうだから声をかけない
・機嫌を損ねそうだから距離を取る
・どうせ言っても変わらない
結果、
お互いの状況が見えなくなり、
勝手な解釈と誤解が積み重なっていく。
これも、
「悪意のないハラスメント」が生まれる典型です。
行動を止めるより、行動の“質”を変える
だから私は、こう伝えています。
ハラスメントを恐れて
行動を止める必要はない。
むしろ、
行動の仕方を整えた方が、組織はスムーズに回る。
実際、
関係性が改善していった組織に共通しているのは、
驚くほど小さな一歩です。
まずは「朝の挨拶+一言」から
例えば、こんな変化。
・「おはようございます。昨日の対応、助かりました。ありがとうございます!」
・「おはよう。今日ちょっと忙しそうやね」
・「おはようございます。今日は少し時間に余裕があるので何かあったら声かけてください」
たったこれだけで、
・相手を“人として見ている”
・敵ではないというサイン
・関係性の温度
が、確実に変わります。
そして大事なのは、
これに上司も部下も関係ないということ。
立場が上だから挨拶する。
立場が下だから様子を見る。
そういう話ではありません。
関係性をつくる行動に、上下はない。
私はこれまで、
ハラスメントをきっかけに
関係性が壊れた組織も、
逆に立て直した組織も見てきました。
後者に共通しているのは、
・誰かを吊るし上げない
・でも、見て見ぬふりもしない
・小さな行動を再開する
というスタンスです。
兆しは、
いつも大きな制度変更ではなく、
日常の一言から生まれています。
ハラスメント問題は、
「黙る」か「攻撃する」かの二択ではありません。
大切なのは、
誰が悪いかではなく、
何が起きているのかを見つめること。
そして、
行動を止めるのではなく、
行動を整えること。
まずは明日の朝、
「挨拶+一言」からで十分です。
組織は、
そこから静かに変わり始めます。
参考にしてみてください^ ^
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