プロパト

心理的安全性の落とし穴②

おはようございます。
株式会社プロパトの石井です。

心理的安全性を大切にしようとすると、
「一人ひとりの意見を尊重すべき」という考えが、
いつの間にか過剰になることがある。

その結果、起きやすいのがこんな状態。

・全員一致すべきという誤解
・誰も決めないし、決められない
・リーダーシップ不在
・人間関係が薄く、生真面目すぎる組織

一見、丁寧で優しそう。でも実態は、
対話や議論を避けている状態です。

全員の意見をそのまま取り入れようとすると、
意思決定はたいてい次のどちらかに流れます。

・結論の先延ばし
・多数決や二択への単純化

前者は価値創出の機会を逃し、
後者は分断やわだかまりを生みやすい。

生真面目な組織ほど、はまりやすい罠は
計画・手続き・公平性・品質・均一性を
重んじる組織ほど、

・言葉を忠実に守ろうとする
・「取り入れ型」の思考になる
・リスクへの感度が過剰に高くなる

誰かがリスクを指摘すると、
「責任を取りたくない」空気が場を支配し、
議論は止まり、議事録だけが増えていく。

一方で、
先延ばしという最大のリスクや責任の所在が
曖昧になるリスクは見えないまま放置される。

決められる組織は、何が違うのか
ティール組織として知られるピュードゾルフでは、
リーダー不在でも意思決定が進む
「相互作用型の問題解決プロセス」を
共有しています。

特徴は3ステップ。

①課題と問題意識の共有
メンバーが抱える課題を出し、提案を募る。

②第三案の創出
意見をぶつけ合うのではなく、
修正・改善を重ね、全員が「第三者」として
解決策をつくる

③信念に基づいて実行
多数決はせず「別案の方が良さそう」では
拒否できない。信念ある異論があれば採用される。
新しい情報が入れば、いつでも見直す。

ここでは、
リスクゼロを目指さないことが前提。

本当に大切なことは、心理的安全性とは、
全員一致を目指すことではありません。

・組織のパーパスを共有すること
・多様な意見こそ価値を生むと理解すること

この2つが揃って、はじめて
心理的安全性は「推進力」に変わる。

止まるためではなく、
決断し、進むための心理的安全性。
未来にチャレンジするから学習が起き、
走りながら修正していける。

らしく 楽しく おもしろく