プロパト

原点の感謝

〈原点の感謝を忘れないように〉

ビジネスの世界に飛び込んだとき、誰しも「最初の瞬間」がある。

その瞬間にかけてもらった言葉、差し伸べられた手、応援してくれた人たち。
それらを忘れたとき、気づかぬうちに大切なものを失い始める。

 

入社したとき、社長がかけてくれた言葉

初めて会社の門をくぐった日。
緊張しながら辞令を受けたあの日。
「君と一緒に働けるのが楽しみだよ」
そう言われて、どれだけ勇気が湧いたか。

でも数年経つと、慣れとともにその言葉が遠のいていく。
会社が成長するほど、忙しさに追われるほど、いつの間にか「当たり前」に変わっていく。

けれど、もしあの言葉がなかったら、今の自分はここにいただろうか?

 

初契約のとき、お客様が言ってくれた言葉

「あなたを信じてお願いするよ」

この言葉を初めて聞いた日のことを、覚えていますか?
自分の提案が受け入れられた瞬間の喜び。
お客様の期待に応えようと誓ったあの瞬間。

それが、いつの間にか「売上目標のひとつ」になり、
「こなすべき契約のひとつ」になり、
「当たり前の仕事」に変わっていく。

でも、思い出してほしい。
初契約のあの日、
私たちは「数字」ではなく「信頼」を受け取ったのだ。

 

人の紹介でつながったご縁

「この人なら、きっと役に立つと思う」
そう言って、大切な人を紹介してくれた人がいる。

自分の信用を賭けて、つないでくれたその瞬間。感謝とともに、背筋が伸びたあの日。

けれど、関係が続くほど、ふと忘れてしまうことがある。

「どうやって出会ったのか」
「誰が紹介してくれたのか」
「なぜこのご縁が生まれたのか」

紹介してくれた人の想いを忘れたとき、
そのつながりは、ただのビジネスの取引になってしまう。

 

人を忘れたとき、周りも自分を忘れていく

感謝を忘れたとき、何が起こるか。

・一緒に働く仲間が、いつの間にか離れていく。
・お客様との関係が、気づかぬうちに薄れていく。
・応援してくれる人が、だんだん減っていく。

「そんなものは、もう時代遅れだ」
「これからの社会では、必要ないのかもしれない」

そう思う人もいるかもしれない。

でも、もし「人が人に求める本質」が変わらないのだとしたら——

感謝を忘れた人は、やがて誰からも必要とされなくなる。

 

だからこそ、ずっと大切にしたい

・最初にかけてもらった言葉
・最初に信じてもらった瞬間
・最初につながったご縁

 

これらを忘れないこと。
それが、自分の未来を支えてくれるはずだから。

 

らしく 楽しく おもしろく