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部下のモチベーションを“上げる“方法

今回のテーマは・・・「モチベーション」です。

 

よく耳にしますよね~?

「仕事にそんなもの関係ない!」という考え方もありますが、

実際に「モチベーションと成果には関係性はある」という調査DATAもあります。

モチベーションがあると行動しますから、結果が出やすいのは当然ですね。

 

逆に…

モチベーションのない部下の行動ってヤバいですよね?

 

どんな状態ですか?

何を言っても刺さらない感じ。不機嫌だし、自分から行動も起こさない。結果も出ない。

でも、グッと刺しに行くと急にブチ切れるような人もいたり・・・(m´・ω・`)m

 

では、部下のモチベーションをどうすれば上げられるのか??

 

では、今日はそのモチベーションについて

3つに分けてお伝えしてみたいと思います。

 

①モチベーションとはなんぞや?

②モチベーションがなくなるメカニズム

③具体的なモチベーションの上げ方

 

①モチベーションとは?・・・一体どういう日本語にできますか?

「やる気」ですか?

いいえ。モチベーションとは「やる気になる理由」なんです。つまり「動機」ですね。

 

ですから、よく「モチベーションが上がる・下がる」と言いますが、

厳密に言えば、モチベーションとは・・・「やる気になる理由」ですから、

「あるか?ないか?」

「覚えているか?忘れているか?」

「実感できているか?そうでないか?」です。

 

※たまに「テンション」という言葉と混同して使われることがあります。

「モチベーション爆上がり~↗↗↗」は「テンション」の間違いです(*^^*)

 

例えば、

「人と関わることでやる気になる」

「人に必要とされてやる気になる」

「自分の成長を感じられるとやる気になる」

これらは立派なモチベーションです。

 

そして、少し意外かもしれませんが、

「悔しさやコンプレックス」もモチベーションの一つです。

 

当然、モチベーションは「一つである必要はない」です。

「たくさんあっていい」し、やっていくうちに「変わったっていい」。

それがモチベーションというものです。

 

②なくなるメカニズムとは?

⇒「やる気になる理由」を実感できなくなると当然失われていきます。

 

それはまるで、

「モチベーションという光り輝くダイヤモンドに埃がかぶってしまう」ように。

では、どんな風に埃がかぶってしまうんでしょうか?

 

実は、

仕事の中では、具体的な2つのタイプがあります。

 

【A.仕事が忙しすぎる(繁忙期)Ver.】

お客様対応・社内対応が忙しすぎて、

時にはクレームなんかもあったりしますよね~。

お客様からもお叱りを受け、社内の上司からも怒られてしまう・・・

なんてことありませんか?

これらが埃となって、ダイヤモンドに覆いかぶさってしまうんですね。

これで「モチベーション」が失われる。

文字通り「忙(心が亡くなる)」の状態。

そういえば、「忘れる」という文字も「心が亡くなる」と書きますね。

つまり、「忙しい」とモチベーションを「忘れ」やすいということですね。

 

そして、もう一つは・・・

【B.「暇すぎる(閑散期)」Ver.】もしくは「暇というわけではないがなかなか変化がない会社」

これ意外に多いんです~。

職場に行けばやること自体はあるから「暇」という実感はないかもしれませんが、

人間は暇になったり、変化がないと、慣れてしまうんです。

慣れてしまうと、暇になると、

なんと・・・!社内の人間の文句を言い始めるんです( ゚Д゚)!

「あの人がどうだこうだ」「会社がどうだこうだ」「給料上がらん」「評価制度が悪い」とか。

GMF(愚痴・文句・不満)という埃によって自分のモチベーションというダイヤモンドを覆ってしまう。

そして、いつしかモチベーション失ってしまう。

いかがでしょうか?

 

では、肝心のお話。

どうすれば、再びダイヤモンドは輝き始めるのでしょうか?

 

③具体的なモチベーションの上げ方

(本来は「思い出し方・実感できる場のつくり方」という表現の方が適切ですね♪)

上記の2つのVer.についてそれぞれ記していきましょう。

 

【A.仕事が忙しすぎる(繁忙期)Ver.についての対策】

忙しすぎる時は、少し落ち着くタイミングを見計らって、

どこかで「細切れの時間」ではなく、「時間の束」を取って、

モチベーションを思い出す場を作って差し上げること。⇒「リセット効果・リマインド効果」と言います。

埃をパパっと払って、ダイヤモンドの光を見出すわけです。

それは、例えば「休日・休暇」でも「面談や社員旅行での労いの言葉」や「社員総会での表彰」などでOKです。

 

大切なのは、

「あ~忙しい中がんばってきてよかったな~」

「あ~、そういえば自分はこの為に仕事してたんだなぁ~」

「仕事できるだけで実はありがたいな~」といったモチベーションを思い出せることが大事。

 

【B.暇すぎるVer.なかなか変化のない会社Ver.】

これは、どうしたらいいと思いますか?

(✖な例)

・前述の「休日・休暇」「社員旅行」「社員総会」はあんまり効果がありませんm(__)m

・「あ~、今日も部下との話で1日中面談でモチベーション上げることをしてましたわ~」

間違った上司は、自分の話で部下のモチベーションで上げようとしがち。

これは実は見当違い。

 

では本来すべきことは何か・・・?

 

(〇な例)

忙しくすること・変化をつくること

上司とのコミュニケーションだけでは部下のモチベーションは強くならないので、

もちろん、コミュニケーションの中で部下のモチベーションを知ることは大事ですが、

部下のモチベーションを知ったのなら、

次にやることは

「実感できる場や機会をたくさんつくる」ことをするのが上司の仕事。

部下のモチベーションが「お客様との関わり」だったなら⇒お客様増やす(新規営業やその同行をする)

部下のモチベーションが「社内での仲間意識」だったら⇒協力してオフィスの中を効率的上がる整理をしてもらう

そして、最も効果的な方法は、「次なる新たな目標を掲げる」⇒自然とやるべきことがたくさん出てくる

このように対策を取ると、部下は他人の文句を言っている“暇がなくなる”んです。

そうして、いつしか自分自身で埃を取り払い、ダイヤモンドが再び輝き始める、ということです。

 

いかがでしたでしょうか?

 

ここまで読み進めて頂ければ、気づく人は気づくと思いますが、

伸びている会社は「常に新しい目標を掲げる⇒みんなが忙しくがんばる

⇒目標達成する⇒社員旅行・社員総会をして

リセットもリマインドもしているから、モチベーションが忘れにくい環境になっているんですね。

だから、本当に伸びている会社には「キラキラした社員」さんが多いんです(*^^*)

 

部下、一人ひとりのモチベーションをしっかり理解し、

そして一人ひとりのモチベーションを実感できる場はどういう場か?を考え、

その場や環境を作れれば、部下は間違いなく成果も出してくれるし、成長もしてくれるわけです。

 

今回は「モチベーション」についてのお話でした~♪

※参考動画はコチラ

らしく 楽しく おもしろく