プロパト

「現場の声を聴く」

こんにちは。
プロパト代表の飯田です。

約20年間、中小企業の現場に入り続けてきて、
ずっと思っていることがあります。

それは、

「コンサルに社員ヒアリングを任せようとする社長」について。

もちろん、私たちは依頼を受ける立場です。
だから「それはやめた方がいいですよ」と即座に断ることはありません。

ただ、必ず確認することがあります。

それは本当にリアルを知りたいからですか?

それとも、

社長が傷つきたくないからではないですか?

ということです。

・自分に対する本音を聞くのが怖い
・陰で何を言われているのか知るのが怖い
・批判を真正面から受け止めるのが怖い

だから、第三者を通して知ろうとしていないか。

はっきり言います。
中小企業だからこそ、社長が動いた方が早い。

中小企業であればあるほど、答えはシンプルです。

社長が現場に出向いて、直接社員の声を聴いた方が早い。

情報の鮮度も違う。温度も違うし、感度も違う。

そして何より、関係性が一気に高まる。

社員の立場で考えてみてください
社員から見たらどうでしょうか。

・わざわざ社長が現場に来てくれた
・「いつもありがとう」と労いの言葉をかけてくれた
・自分の言葉を最後まで聞いてくれた
・ちょっとした不満も受け止めてくれた

これだけで、会社への見方は変わります。

ヒアリングの“内容”以上に、
ヒアリングの“姿勢”が信頼を生むんです。

外に委ねる前に、自分の身体を使っているか?

コンサルに頼む前に、一度だけ自分に問いかけてほしい。

自分の足で現場に行ったか?
自分の耳で聴いたか?
自分の言葉で受け止めたか?

それをせずに「現場のリアルが分からない」と言うのは、少し順番が違う。

誤解しないでいただきたいのは、コンサルが不要だと言っているのではありません。

本当の活用場面は、一次情報を社長自身が掴んだ後。
自分の視点だけでは不十分な所を補う必要がある。
そこに初めて第三者の価値がある。

しかしながら、僕の経験から言えることは、
社長自身が聴いた声から生まれた仮説は本気度が違う。
本気度が違えば、打ち手の精度も違う。

そして何より、生々しい声から生まれた制度は社内で実行される。

現場も分かっているからです。
「社長は本気で聴いてくれた」
「社長は本気で考えてくれた」と。

本当にリアルを知りたいのか。

それとも、リアルから距離を取りたいのか。

中小企業において、社長の存在は圧倒的です。

その圧倒的な影響力を外注してはいけない。

まずは自分の身体で、現場に行ってください。

そこから始まる改革は、驚くほど速いです。

お金と時間を無駄使いするくらいなら、
自分のエネルギーを有効に使う方が良い。

僕はそう思います。

らしく 楽しく おもしろく