こんにちは!
プロパト・代表の飯田です。
新卒で新たにご入社された方々、おめでとうございます。これから是非「社会人」として一緒に社会を良くしていきたいですね。
しかしながら、毎年新卒社員の早期退職というのも実際にはあるわけで、ここがどうにも悩ましい。
今日はそんな「早期退職」をどうすれば防げるのだろうか?
企業側が何かできることはあるのだろうか?
そのあたりを綴ってみたい。
退職代行モームリ、利用者年1万6205人。大手の「退職代行モームリ」では2024年の利用者が1万6205人と前年の3.7倍だそうです。
運営するアルバトロス(東京・港)の谷本慎二社長によると約6割が20代の若者で、大半が入社1年未満の新入社員だ。
その内訳を見てみると…
A.パワハラなど明らかに会社に非がある→2割
B.依頼者に非がある→2割
C.残6割は両者のすれ違いが原因
退職代行事業のそもそもの目的は「A」だったのでは?と思う。もちろん、それは「辞めたいけど辞めさせてもらえないような依頼者」を支援する為には必要だったんだろうと思う。
ただ、BやCについてはどうなんだろう?
「B」はこの先の人生も「自分に非がある」とは思わずに人材紹介会社とかを活用し、転職をするんだろう。そして、その転職先でも基本的には同じような問題を抱え、退職代行会社へのリピート顧客になるのだろう。
重要なのは「C」だ。
「両者のすれ違い」をすれ違ったまま、終わらせて良いものなのだろうか?我々の気持ちとしては、なんか「もったいない」。しかも、そんな人たちが6割もいるという事実。
お互いにもっと話せばわかることもあったのではないだろうか?
勝手な思い込みや決めつけで退職に至っていないのだろうか?
退職後、どこかで会社の人と会った時に笑顔で「あ!お久しぶり!」って言い合えた方が良くないのかな?
…こんなことを思ってしまう。
もちろん、これは一つの価値観だから他者に押しつけることはできない。
「コミュニケーションが会社を変える」という場面をこれまでコンサルティング現場で幾度となく見てきたからこそ思う感覚なのかもしれない。
では、具体的に両者のすれ違いを防ぐためにできることは何だろうか?
馬鹿げたことかもしれないが、それは“日々のコミュニケーション”に他ならない。
例えば、それは「日報(週報)のやりとり」かもしれないし、「1on1面談」なのかもしれない。
「いやいや、そんなことかい!」
と思われるかもしれないが、これらを“きちんと”実施していれば、入社1年未満で辞めることはまずない。(もちろん余程の事情がある場合は除く)
「嘘つけ!うちはやってるわ!」
と声高に叫びたい上司たちもいるだろう。そんな方には、こう問いかけたい。
「その人の強みと弱みをそれぞれ10個ずつ、いや5個ずつでもいいから、言えますか?」と。
次に「では、その強みを(1つでも)ご本人に伝えていますか?」
いかがでしょうか?
たったこれだけのことでも、実際に“きちんと”やられた企業様は早期退職についてはほぼ初年度から改善されます。
改善されるどころか、2年目からチームリーダーとして成長され、次年度は新卒1年目の育成責任者になられるような方もいらっしゃいます。
組織変革は小さなところから。
新卒ご入社された方々が、自分の会社や上司を好きになれる1年目でありますように。
✴︎ちなみに、「日報(週報)のやりとり」や「1on1面談」のDATAを“ある特殊AI分析”をすると、何を改善すべきか?がはっきりとわかります。
ご興味ある方はコチラから。
らしく 楽しく おもしろく