おはようございます!
プロパト代表の飯田です。
今日、お話ししたいのは 「人と組織の成長とは何か?」 について。
私たちは「成長」をどう捉えているのか?
それは単なるスキルアップや経験値の積み重ねではありません。
本当の成長とは 「自分」ではなく「他者」を考えられるようになること なのです。
〈人が成長する瞬間〉
例えば、こんな場面を想像してみてください。
今までは、自分の仕事が終わると「終わりましたので失礼します!」とさっさと帰っていた人が、ある日突然、こう言い出す。
「何か手伝うことありますか?」
「時間があるので、○○をやっておきますね!」
この変化を目の当たりにしたとき、僕は 「あー、この人は成長したな」 と感じます。
なぜなら、成長とは「自分本位」から「他者本位」にシフトすることだから。
何年社会人をやっていても、「自分だけ楽をしたい」という思考のままでは、経験値は増えても 本質的な成長は止まったままなのです。
そもそも仕事における役割とは、単に「自分の役割をこなすこと」ではありません。
組織の成果につながってこそ、はじめてその意味を持つ。
だからこそ、「成果のために自分の行動を変えられること」 が本当の成長なのです。
〈組織が成長する瞬間〉
この考え方は、 個人だけではなく組織にも当てはまります。
「自社のメリット(売上・利益)だけ」を考えていた会社が、 「お客様のメリット」を本気で考え始めたとき。
例えば、これまではお客様からのご要望に対して、こう言っていた会社があるとします。
「うちのルール上、それはできません。」
「システムの都合で対応できません。」
しかし、ある日、こんな風に変わる。
「確かに、お客様の言う通りですね。うちのルールを変えたほうが良いかもしれません。」
「お客様の不便を生んでしまっているシステムは、こちらが変更する方向で動きます。」
これが組織の成長です。
〈まとめ〉
結局のところ、 自分の身を守ることしか考えられない人や組織は、その殻を破らなければ成長はない。衰退の一途をたどるしかないのです。
自分の利益だけでなく、他者への協力と貢献を考え始めたとき、初めて本当の成長が訪れる。
そして、それを積み重ねた結果、いただける 「ありがとう!」 の言葉が増えていく。
他者からの「ありがとう!」
お客様からの「ありがとう!」
「ありがとう」が多い会社は、そこで働いている人たちがイキイキしている。
つまり、 成長できる人と組織には、「ありがとう」が自然と集まるのかもしれませんね。
今日は「人と組織の成長」について語らせていただきました。
皆さんの周りには、どんな「成長の瞬間」がありますか?
らしく 楽しく おもしろく