新卒面接、中途面接・・・
中小企業でいうと、
社長や人事部の方々にとっても
非常に大切にされているんじゃないかと思います。
とは言え、なかなかうまくいかない。
そもそも応募がない、
面接ブッチ(約束を守らない)などは
今回は置いておいて、
「面接」をより質の高いものにする為の考え方や方法を
お伝えしてみたいと思います。
まずは…
そもそも面接での「成功」とは何か・・・?
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相思相愛になれる方を見つけて、
入社後、活躍してもらうこと
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です。
「見極める」というと、
うっかり「人を(上から)評価・ジャッジする」と誤解されそうですが、
そうではないということです。あくまで人として「対等」です。
では、どのように「面接での成功」を高めることができるか?
まずは「面接での失敗を減らす」ことです。
これは「入社後のギャップ」を少なくすること。
では、「入社後のギャップ」とは、
「こんな会社だと思わなかった!」(求職者)
「こんな人だとは思わなかった!」(企業側)
“お互い”に起こりえる理解不足です。
まずは企業側においては、
「こんな人を採用すると危険!」は押さえておきましょう。
第1位は「他責の人」です。
文字通り、「何か問題が起こった時に他人のせいにする人」です。
平たく言うと・・・評論家(っぽい人)、被害者(っぽい人)
こういう「他責の人」を採用すると、
社内にマイナス影響しか及ぼしません。
会社の業績が悪いと、社長のせい。
部下の成績が悪いと、部下のせい。
自分の成績が悪いと、仕組みのない会社のせい。
言い訳は上手いが、行動しない。
だから、結果が伴わない。
意外にも、
「元・大手企業」や「元・上場企業」から
中小企業に転職してくる“そこそこ管理者”の中に
「他責の人」って多いんです(^_^;)
※もちろんすべての人ではありませんので、あしからず。
面接での「履歴書」と「うわべだけの話」だけを頼りにすると、
うっかり「当社の管理職でぜひ!給料は出します!」なんて言ってしまいがちですから要注意!
こういう類の方が入社すると、必ず起こることがあります。
「前職では〇〇」病です。
「前職では、こんな仕組みや制度があったのに、この会社にはない」
「前職では、もっと優秀な部下がいたのに、この会社にはいない」
その「仕組みや制度」を作ったのも、
「その優秀な部下」を採用したのも“あなた”ではないのに。
前職の看板を背負って、ちんプラ(ちんけなプライド)をもって、
中小企業相手にマウントを取りたいんですね~。
こういう方を中小企業の管理職にしたとたんに、
成長は止まってしまいます。
だから、しっかりと面接で「見極め」をしっかりと行って頂きたいのです。
「他責」か?「自責(当事者意識高い系)」か?
どうやって見極めるか?
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相手の“これまでの経験”を
What(何?)とWhy(なぜ?)で、ききまくる
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です。
・前職では、何をされていたんですか?(What)
・なぜ、当社にご応募頂いたんですか?(Why)
↑このあたりは、まだ「定型」の中でいけそうですね(*^^*)
もちろん、求職者側もそれなりの回答を準備してきているでしょう。
回答の中で、例えば、
「前職(大手企業〇〇社)で、社運をかけた一大プロジェクトに携わっていたんですが、
それも無事終わり、自分の中でも心機一転環境を変えて、キャリアアップを
目指したいと考えたからです。そこで貴社のHPを見た所、理念とビジョンにいたく感動をしたので応募しました。」
こんな回答を聴くと、一瞬こちらが舞い上がってしまいそうですが、そこはガマンガマン!
ここから大事なことが、深堀りのWhatとWhyです。
・「一大プロジェクト」って、いったいどういうプロジェクトだったのですか?(What)
・なぜ、その「一大プロジェクト」に参加することになったんですか?(Why)
・プロジェクトの結果はどうだったんですか?(What)
・プロジェクトを進める中で大変だったことは何ですか?(What)
・心機一転環境を変えることは、なぜその会社ではできなかったんですか?(Why)
などなど
これらの回答の中で、
「他責か?自責か?」を見極められるはずです。
(ん…?評論家っぽい!?)
(あれ?悲劇のヒロイン風かな?)
話を聴く中で、
「ん?」「あれ?」って違和感を感じることがあれば、それが「他責信号」です(*^^*)
このあたりをしっかりと受け止めた上で、
「相思相愛になれる人」をしっかりと見つけ出して頂きたいと思います。
(余談)
「面接でそんなに質問攻めして相手が嫌がりませんか?」という質問もあるかもしれませんが、
それについては面接冒頭で一言お伝えするだけで大丈夫です。そして許可を頂ければ大丈夫です。
「〇〇様も、人生をかけて、ご応募頂いてるかと思います。
当社としても、限られた時間の中でお互いのことをしっかりと理解した上で、
お互いにミスマッチにならないようにしたいので、
たくさんの質問をしてしまいますが、よろしいでしょうか?」
ぜひ、参考にしてみて下さい!
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