プロパト

わかりやすさ中毒

おはようございます。
株式会社プロパトの石井です。

「もっと分かりやすく説明してくれよ」
「それ、何が言いたいのか分からないんだけど」
「結局どうすればいいの?」

よくきく言葉です。確かに気持ちはわかる。
でも、こうも思います。
もうちょっと自分で考えろ。
なんでもかんでも、人に正解を求めるなよと。

確かに、分かりやすさは大事です。
でも、それだけが正義になってないか?
と、ふと思うことがあります。

「分かりにくかった=あの人のせい」
になってしまうと、それってちょっと危うい。

たとえば本を読んだときに
すぐ分からないことってありますよね。
それって、著者の説明不足というより、
自分がまだ理解に至ってないだけ
かもしれない。

それでも、
「これ、ちょっと難しいけど考えてみたいな」
って思えるかどうかで、
学びの深さはぜんぜん変わると思うんです。

だから、
すべてを「分かりやすく!」と
求めるだけでなくて、

ちょっと分からなかったけど、
自分の理解がまだ浅いのかも。
考えてみよう

って、
一呼吸おいてみる余白も
大切なんじゃないかなと。

もちろん伝える側も工夫すべきだけど、
受け取る側の努力や考える余白も、
コミュニケーションの一部。

なんでもかんでも分かりやすくしてくれ
っていうのは、ちょっと甘えすぎかもしれません。
人と話すって、双方向でつくるもの。

らしく 楽しく おもしろく